日常のメモ

日常のメモ

優しくしたい

荷物を送るために行った、ヤマト運輸の営業所のスタッフの人が優しかった。
営業が終わる時間ギリギリだったのに、伝票を書き損じてしまったわたしにも笑顔で、ゆっくり書いてくださいね、あ、手書きじゃなくてこの機械で伝票を作るともう少し割引できるからおすすめですよ、と教えてくれたり。
まだ入って日が浅いみたいで、分からないことは先輩に聞きながら対応してくれた。
先輩もその人に優しかった。

帰り道、モーニング娘。の「ザ ピ〜ス!」のサビの部分がずっと頭の中で流れていた。
以前、つんく♂が「好きな人が優しかった」の歌詞の意味を、好きな人が自分に対して優しかったってだけじゃなくて、他の人や動物に優しかったのを見たらときめく感じ、と説明していた。
好きな人だけじゃなくて、人が人に優しくしているのを見ると、自分が優しくされている気持ちになれるし、自分も誰かに優しくしたいって思う。


ベビーカーと一緒に電車に乗っている人を見かけた時、座っていたら席を譲るし、ドアの前の角に立っていたら、その場所を譲るようにしている。
自分もそうしてもらえた時、嬉しかったから。
以前、東京駅から乗った中央特快で、御茶ノ水駅から乗車された、大荷物を抱えた老夫婦に席を譲ったことがあるのだけど、遠慮しつつもとても喜んでくれて、駅で電車が止まるたび、立っているわたしに何度も「あ!あそこの席が空いた!座ったら?ほら!」と教えてくれたのが、優しくて可愛らしくて、すごく嬉しかったのを覚えている。
頭の中にいろんな記憶をしまっておく場所があって、心が疲れている時に、その引き出しから自分が優しくできた時の記憶を取り出して反芻している。
そうすると、少し元気になる。

 


自分が元気になるためにも、優しくしたい。