いろんなことが知りたい
https://twitter.com/f_takutaro/status/1366676987289292804?s=21
を読んで、わたしも何か書きたいと思ったので。
我が家には子供が二人いる。
小学4年生の次男は軽度知的障害を伴う自閉症で、小学6年生の長男はADHD。そしてわたしもADHD。
次男が自閉症だと判明するまで、わたしは知的障害、発達障害についてほぼ何も知らなかった。
たまたま小学校も中学校も支援学級が無かったし、周りにも障害を持っている人がいなかったから関わることが全然なくて、どこか違う世界の人たちなんだと思っていた。
次男は市の療育園(障害を持っている子が通う幼稚園みたいなところ)へ小学校入学前の3年間通ったのだけど、そこで様々な障害を持っている子たちと出会い、障害についての意識が180度変わった。
みんなかわいくて、独特の感性を持っていて面白い。身体的な障害を持っている子もいたけど、運動会で頑張っている姿を見たりすると、自分の子じゃないのに泣けてしまったり。
障害を持ってるからできないと決めつけるんじゃなくて、本当に少しずつでも、成長できるようにサポートしてもらえて、その成長をみんなで喜べる優しい世界。その世界を知れたことはわたしを大きく変えてくれたし、今でも自分の中で大切な礎みたいになっている。
そこでいろいろな障害を持っている人のことを知れたから、電車に一人で乗っている知的障害の人を見たりすると、(一人で行動できてすごい!)って思うし、心の中で(頑張れ〜!)と勝手に応援している。話しかけられたら普通に話す。電車が好きな人が多いので、電車の話で盛り上がったりもする。
怖がられたり、避けられたりしているのを見るとすごく悲しくなるけど、障害について知っていたら絶対にそんな風に見ることはなくなるのに。今まで機会が無かったんだな、これから知ってもらえたらいいな、と思うようにしている。
マイノリティーに「合わせる」という言葉に、ずっと違和感を感じている。
マイノリティーに合わせても誰も損しないし、むしろ過ごしやすくなる。だからそれが普通になるべきだと思う。
次男の療育園での生活を見ていて、障害を持っている子だけじゃなく、全ての子供にこういう対応をしてもらえたら…といつも思っていた。
わたしは知的障害、発達障害については、少しは知っているつもりだったけど、聴覚障害についてはあまり知らなかったので、藤岡さんの漫画を読んで、その世界が少し知れて嬉しかった。
マイノリティーが快適に過ごせる世界は、みんなにとっても快適な世界だということ、もっと知ってもらいたいし、自分ももっと知りたい。
知ること、そして理解することで、自分も過ごしやすい世界になると思うから。
もっといろんな人のことが知りたい。